日曜日のニュースで既に身代金型ウイルス「ランサムウェア」の被害が出ているのは知っていた。
この時はまだ、「マジかよ大変そうだなぁー、週明け社内のPCのチェックしとこ」とのくらいの感覚であった。

全国、いや世界中のIT管理者にとって悲惨な週明けであっただろう16日月曜日・・・・朝いつものように車で出社している途中のことであった。
いつも聞いているラジオのニュースを聞いた瞬間、全身の血が一気に引いた。
「150カ国以上でランサムウェアの被害が確認されました。」自然とアクセルを踏む力が強まり、会社に急行した。
150カ国以上の被害など聞いたことがない規模など聞いたことがない。
はっきり言って、俺が務める会社のセキュリティはザルだ。
UTMやセキュリティソフトは導入しているが、ITに詳しくない人がなんとなく怪しいメール開いてしまいそうな会社である。

会社に到着し、自分のデスクに到着すると、まずは周りを見渡した。
特に感染しているPCはなさそう。
始業前だが、上司に会社の状況も聞いてみた。

上司「あー、TVでなんかやってたねー、青い顔してどうしたの?心配になったか?まじめだねー」能天気な上司の言葉に、俺は(ウイルス感染しても、上司の責任になるし、俺は社内のウイルス対策対応してるし心配しても仕方ないか!)と思い。
始業後、いつも通りの仕事に取り掛かったのであった。